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勉強会の様子  (2023-06-10)

開催日6月10日(土)定員枠 20名

大分市ごみ減量推進課主催の「ごみたい肥で野菜つくり勉強会」が鶴崎支所の2F大会議室で開催されました。
 家の小さな家庭菜園を使って野菜つくりに挑んでいるのですが思ったように作れず、今回の勉強会に参加してみました。
話も分かりやすく、また皆さんも実際に家庭菜園や、花づくりをされている方ばかりなので真剣に聞き入っていました。
 私も話を聞いているうちにやる気が出てきて、コンポスト容器を帰りに申請してしまいました。

勉強会は二部構成で行われ、前半はごみ処理器を使用してのたい肥の作り方、後半はそれを利用しての野菜作りでした。
 今回のレジメを利用して簡単に講義の内容をアップしてみたいと思います。

生ごみ処理機を使ったたい肥つくり

(左)コンポスト容器  (中)ボカシ容器 (右)段ボールコンポスト

躯体的な申請や使い方は下記からアクセスしてください

👉 生ごみ処理容器(コンポスト容器・ボカシ容器)の貸与について
      なお、ここに容器の申請書や各処理器の使い方があります。

処理機の対象となる家庭ごみ

  • 台所から出る生ごみ
             植物性ごみ  野菜くず、果物の皮、コーヒーかす、茶がら等
             動物性ごみ  魚の骨など、肉類、卵の殻 カニ、エビ (卵や貝の殻は割って石灰代わりに使用したほうが良いようです)
  • 庭や家の周りの植物性ごみ
             落ち葉 
             剪定した枝や葉(細かくするほど効果が高い)
             雑草(乾燥させて使用)

生ごみ処理の方法

※台所の生ごみは80~90%は水分です。さらに90%以上が分解されて水と二酸化炭素になります。

<参考 コンポストとは英語のCompostからきています。 たい肥を作るための容器ということでしょうか。 >

処理機の種類

処理機の具体的使い方はこちらを参考にしてください。

👉 生ごみ処理容器(コンポスト容器・ボカシ容器)の貸与について
      なお、ここに容器の申請書や各処理機の使い方があります。


コンポスト容器
落ち葉や枯れ草、野菜くずなどの植物残渣を、微生物の働きで分解、発酵させてたい肥を作成する。
土地と接する部分を30センチほど掘り込み、設置すると、発生した水分は土に侵入し、また、土中の微生物が発酵、分解の働きをする。
処理器を置く用地が必要である。

段ボールコンポスト

段ボール型は段ボールを用意し、もみ殻燻炭、ピートモス、腐葉土などを入れ、そこに生ごみを投入して処理し、堆肥にします。

段ボールは通気性が良く、生ごみの水分を逃がしたり、発酵に必要な空気を取り込むことに適しています。

ボカシ容器

密閉型はバケツにフタのついたような容器に生ごみを入れ、密閉して酸素が少ない状態にして嫌気性菌の働きを活発にし、液体の肥料を作るコンポストです。

中身を攪拌する必要が無く、小型で虫も入らずキッチンにも置くことが出来る。

野菜つくり

生ごみからできた堆肥は、土に混ぜると通気性や保水性を高める効果があり、畑の地力をアップさせてくれます
 また、緩効性(ゆっくり効果が出る)、遅効性で元肥に適しています。
しかし、肥料分は少ないので、有機質肥料(牛糞たい肥、鶏糞たい肥、ボカシ等)を併用するのがいいでしょう。

コンポストたい肥を使うことで、土を単粒構造から団粒構造に変化させ、ふかふかした保水力のある土づくりができ、また土壌微生物や土壌動物(ミミズ等)がふえます。

これらのことから、

  • 病気に強くなり、連作障害が減る。
  • 野菜の成長がゆっくりとなり、組織がち密になる。 根が長く伸び、毛細根がはる。
  • 野菜がおいしい。 栄養価が高い。 日持ちする。

参考資料

コンパニオンプランツ(共栄作物)
  • 病気や害虫の被害にあいにくくなる。
  • 生育が良くなる。
  • 風味や味が良くなる。
  • 野菜の場合は農薬や肥料の使用量を減らすことができる。

最後に、40㎡以下ぐらいの家庭菜園をされている方は、コンポストを使用した野菜つくりに挑まれてはどうでしょうか。

今日は令和5年度第一回と書いていたので次もあるのではないでしょうか。
会が終わった後、帰りにたい肥・野菜、花の苗をいただいて帰りました。