👉鶴崎地区通信 (旧鶴崎市・鶴崎地域)全般

投稿予定 第2回大野川右岸  第3回乙津川 を予定しています。

これから本格的に梅雨が始まり、その後台風がやってくるようになります。ただ今回は梅雨と台風が同時になりそうですが。
大野川、乙津川に接した鶴崎地区は大雨のたびに雨量が心配になってしまいます。
その降雨対策として河川には樋管、樋門、水門、排水機場(ポンプ場)が設けられています。でもその違い、またどこにあるのか知っていますか。
今回、松岡から鶴崎までの大野川、乙津川に設置されれている各設備を探してみました。

初めに:樋管、樋門、水門の違い  排水機場(排水ポンプ場)とは

樋菅
川平樋管
丸の口樋管

特徴
鉄筋コンクリート製の箱形や管形を堤防の中に埋め込んだもの
ゲートを設けることもある
小~中規模のものが多い
主な用途
堤内地の排水を川へ流す

農業用水を通す

樋門
宮谷樋門
大谷樋門

特徴
樋管に門(ゲート)を備えた施設で、比較的大規模なものを指す。
操作室や巻上機を備えることがある
主な用途
内水排除・ 河川の逆流防止
農業用水の管理


水門
(戸次)古川水門
(戸次)古川水門

特徴
ゲートが主役 比較的大規模なものが多い。
堤防の土を完全に分断し、門の上部に堤防(土手)がない。
操作設備(電動・油圧など)を備えることが多い
主な用途
洪水時に川の水をせき止める。
潮位上昇時に水の逆流を防ぐ
用途
大野川の本流が増水した際、支流へ水が逆流して街中が洪水になるのを防ぐために、ゲートを完全に閉めて遮断します。

排水機場(排水ポンプ場)
迫排水機場
迫排水機場

洪水により大野川の水位が上昇し、逆流するようになると樋門のゲートが閉じられ、内水が溜まり内水被害が発生します。その時に、内水を大野川へ強制的に排水するための施設が大型ポンプ施設(排水機場)です。
これによって床上・床下浸水の被害を減らします。
<参考>
迫排水機場: 5.0 m3/秒(平成15年4月稼働)

堂園雨水排水ポンプ場: 9.1 m3/秒(平成17年5月稼働)

関門雨水排水ポンプ場: 7.6 m3/秒(平成17年6月稼働)

皆春雨水排水ポンプ場: 26.1 m3/秒(平成24年6月稼働)


①松岡 大野川と乙津川の分流地点 《大野川・乙津川分派》

今回はまず、大野川水系の上流(松岡)から調べてみました。

竹田から流れてきた大野川はここ大野川・乙津川分派(分岐)で大野川と乙津川にわかれます。

分派について詳しいことはこちらをチェックしてください。
👉大野川乙津川分派(分岐)

上が上流。ここで分流します
左側が乙津川側、右が大野川
手前が乙津川側。梅雨の雨で水量が増えています
分岐点付近を上空より望みます
左が大野川乙津川分派(導水路)  右が大野川   大野川乙津川分派は下流の越流提を通り乙津川として別保、鶴崎、三佐へと流れていきます。

➁(松岡 成松) 成松樋管

成松樋管

・河口から約12.2km(12k200+160)地 点
管理者  : 九州地方建設局
・1959(昭和34)年に完成した、大野川下流部の堤防の中でも比較的歴史のある施 設です。
主な役割: 成松地区周辺の田畑や集落に降った雨水(内水)を大野川へと自然排水する役割を持っています。

成松の集落や田畑から来た水は導水路を下り、大野川乙津川分派の導水路の上を横断し大野川の方へ放流されています。

成松樋管の位置

③(戸次 参考)古川水門

成松樋管の対岸、戸次側にある佐柳川流末にある古川水門です。

位置: 大野川の右岸、大分市大字中戸次地先
ゲート規模: 縦 13.30m × 横 4.92m のゲートを 2連
      電動式水門
水門延長: 全長 103.30m

(川添 宮河内)宮河内排水樋管 & 宮谷樋門

④(川添 宮河内 )宮河内排水樋管

               宮谷樋門

設置位置:大野川河口から 10.72 km 地点
     大分市川添宮河内
 
完成  : 1995年3月竣工 
管理者  : 九州地方建設局
形状 : 幅1.0m 高さ1.0m ∮900
    : ゲートの数:1連

設置位置:大野川河口から 10.72 km 地点(右岸側・大分市宮河内地先)

断面寸法(サイズ)1.0m × 1.0m

連数(ゲートの数)1連

樋管より船本大橋側を望む
樋管より下流を望む
樋管よりJAおおいた東部を望む
背面側を望む
放流側を望む
樋管側面を望む

⑤(川添 宮河内 )宮谷樋門

             

              

  宮谷樋門

設置個所 :大分市川添宮河内
     :国土交通省

完成   :2021年(令和3年)
径間 高さ:4.6m×2.5m 
      2門 
開閉方式 :電動ラック式      

樋門から上流を望む
樋門から下流を望む
樋門背面流入側
樋門を背面側から望む

放流口付近

<参考>水神の塔

              水神の塔

大分県大分市川添地区(宮河内)にある「水神の塔」は、江戸時代後期の天保元年(1830年)に建立された石塔です。この地域を流れる大野川の水害から村人を守り、豊かな水恵に感謝するために水神(罔象女命:みづはめのみこと)を祀ったもので、今も地域の歴史を伝える史跡として親しまれています。

<川添校区の歴史マップに記載されています。>

⑥(川添 宮河内 )大谷樋門

堤防側から望む
川側から望む



大谷樋門

・管轄  :国土交通省
適合流量: 大谷川計画流量 953m/sに適応した大断面のボックスカルバート
完成年 :2011年(平成23年)3月 

 形状  : 幅6.05m×高さ3.8m 3門
       ローラーゲート 
大野川の支流である「大谷川」が大野川の本流へと合流する地点に設置されています。 


 

下流より上流を望む
上流より下流を望む
樋門背面側
放流口 大野川へ
下流に川添橋が見える

川添  迫 )迫排水ポンプ場 & 川平樋管

迫排水機場(迫排水ポンプ場)

迫排水機場(排水ポンプ場)
(国土交通省管轄)
・設置個所 大分市川添迫 
 大野川右岸3.2km
供用開始: 平成15年(2003年)4月
総排水能力: 5.0 m3(5000ℓ)/秒
川の水位が高くなった時逆流を防ぐため、
川平樋管のゲートを閉めます。
それと同時に内水被害防止として排水ポンプを稼働させ、内水を強制的に大野川へ排水します。

排水機場までの導水路
排水設備
排水機場の本体建屋(ポンプ棟)
防塵機
排水機場全景
排水管
水たたき部分
排水された水は大野川に放水され、鶴崎橋の下を流れ別府湾へ (橋は鶴崎橋)

川平樋管

上流から下流を望む
下流から上流を望む
樋門吞口側




川平樋管

大野川(右岸)大分市川添迫
設置位置(距離標): 3k120(河口から約3.12km地点)
完成年:
樋管仕様
     幅 2.0m
     高さ 1.2m
・2連のゲート

大野川の水位が高くなり逆流の可能性が出ると、ゲートを閉め逆流を防ぎます。その場合、隣接してる迫排水機場のポンプで内水を大野川側に排水します。
川平樋管と迫排水機場は一体となり 内水水害を防ぎます。  

樋門部分
放水路部分

丸の口樋管


      丸の口樋管

大野川(右岸)
設置位置(距離標): 2k680(河口から約2.68km地点)
完成年: 196年(平成8年)
樋管仕様
     幅 1.25m
     高さ 1.2m
 Φ1200
     長さ5.25m(18.3m)


上流から下流を望む
下流から上流を望む
放水路部分