朝テレビを見ていると、盆が近いからか、お墓参りのマナーについてやっていました。私もこの年になっても「えっ!」ということばかりでした。
テレビはドラマ風に編集しており、非常に役立ちました。「サタデープラス」という番組でした。
ただ、残念なことに半分近くは進んでいたため、全部は見れませんでした。 そこでこの盆を期に、勉強がてらにお墓参りのマナーについてホームページで調べてみました。

お墓の前で手を合わせるときに立ったままでもよいの、座ってするの。 数珠を忘れてしまったけれど、数珠を借りてお参りをするのはOK?。
お参りした後に線香は消して帰るの、そのままでよいの。お供え物は置いたままでもよいの?
なお、お墓参りにはお彼岸だとがお盆だとか日は決まっておらず、ふるさとに帰った時とかいつでも良いそうです。
ただ、お盆の場合、一般的には迎え火の日の13日、送り火の16日にお墓参りするのが普通のようです。

いざ、聞かれるとわからないことばかりです。調べてみたものを列記してみます。順番はバラバラです。思い出したものから書いてみました。

お墓参りの疑問集

1・墓前で数珠を忘れたことに気づき、奥さんの数珠を借りてお参りは?  OK! 0r  NO!

お墓参りの際、数珠を持参しなくてもマナー違反にはなりません。 しかし、数珠の貸し借りはマナー違反になるため行わないでください。 数珠は自分専用のものを利用します。 もし持っていなければ、そのまま合掌しても問題はありません。〈お墓参りのマナーより〉
ただ、マナー違反ではないけれども、数珠をして礼拝することがマナーだそうです。

2・墓前で手を合わせるときに立ったままでするのは? OK! 0r  NO!

これに関しては家や地方の習慣によって違うそうです。靴を履いていない座敷などでは座り(座礼)、靴を履いたままの時には立ったまま(立礼)でもよいという考え方と上から目線では失礼になるという考えももあります。
これに関してはこれまでの慣習に従った方が良いのではないでしょうか。

3・お墓のお供え物置いたままで帰るのは? OK! 0r  NO!

昔は山の中などにあり、お供え物が動物や虫たちのお供え物だと考えられていました。
しかし、現代はお墓が町中にあり動物達が食べ散らかすこと、また、お墓を傷めたりすることなどのため、お供え物はその場で食べるか、持ち帰るようになっています。

4・線香やロウソクを人の息で消すのは OK! 0r  NO!

これに関しては多くの人が知っていると思いますが、ロウソクや線香を消すときに人の息で消すことはタブーだそうです。
仏教の教義上、ロウソクの明かりと線香の香は基本のお供えに含まれており、清浄なものとされています。
逆に人間の口は悪を生み出す不浄なものとみなされています。
そのため、清浄なロウソクや線香を不浄な人の息で消すことがよくないとされており、手で消すようにします。

5・故人を懐かしんでお墓にお酒やジュースをかけるのは OK! 0r  NO!

テレビなどでよく亡くなった人がお酒が好きだったからとお酒をかけたり、子どもの好きだったジュースをお墓に蒔けたりするシーンを見ますがこれはNOだそうです。
お酒やジュースには糖分が含まれており、虫が寄ってきたり、墓の小さな穴に入り込み、墓の変色やカビの原因になるそうです。
お供えするときにはカップなどに注いでします。

6・お墓の前の線香はつけたままでよいの? OK! 0r  NO!

線香をあげることは線香の煙が故人のお参りに来ましたよと知らせることや、お参りした人の思いを煙とともに届けるという意味、線香の煙が故人の食事になる、また、線香の煙が邪気から個人を守る。といろいろと理由があるそうです。
こういう理由で一度炊いた線香は燃え尽きるまで消さないのがマナーだそうですが、現在では火災の問題、時間がないなどで途中で消して帰るようにもなっています。墓地や霊園では消して帰るようになっているところもあります。そのため、火を消して帰るのもマナーだそうです。何か、どっちでもよいような………。結論として最後まで見とどけるか、ダメな場合、消化してかえるのがマナーと思われます。

また、線香を立てるときには問題はありませんが、横にする場合は火が付いた方を左にしておきます。習慣で左にしていましたが、いざ聞かれるとちょっと迷ってしまいます。

7・法事のときなど仏壇の前で正座をしなければならないの? 


法事をする時には正座をするのが礼儀となります。 だからといって、法事のときに正座をしなければならないというルールはないのでそれぞれの状況(足や腰)に応じてきちんとした姿勢で座ってください。
ただ「正座でお参りすることは大切なこと」として楽だからといって足を崩さないようにしましょう。

お墓参りに関する豆知識 (HPから関係するものを抜粋してみました)

1・お墓参りに避けた方がいい花とは  (※お役立ちコラム お墓の色々 を参考)

①トゲのある花

トゲがお参りした人や自身を気づ付けたりするからです。バラやとアザミ。

②毒のある花

スズラン、スイセン、ヒガンバナなどの毒がある花も避けるべきとされます。毒というものが人を傷つけたり死を連想させたりする方もいるからです。

③香りの強い花

香りの強い花は、虫を寄せ付けやすく、周囲のお墓やお墓参りに来た方などに迷惑をかける場合があります。該当するのはヤマユリなどです。

④縁起が悪いとされる花

ツバキは「おしべ」と「花びら」が全てつながっている構造で、そのために花びらだけではなく、花のまま落ちます。首が落ちる様子と重ねて縁起が悪いとして供えることを控える地域もあります。ツバキの他に、サザンカも花のまま落ちます。
その他、黒い花も縁起が悪いとする地域もあるそうです。

⑤花粉が飛びやすい花

花粉は墓石にとって「落ちにくい汚れ」になることをご存じでしょうか。墓石につくと黄色いシミとなり、表面に残ってしまいます。花粉が飛びやすい代表的な花はユリです。墓地自体が林の近くや山の中といったように、もともと花粉を浴びやすい環境にありますが、ご自身の、または他の方の墓石のことをよく考えて花を選ばれるとよいでしょう。

以上5つが「お墓参りで避けた方がいい花」とされていますが、宗派やその地域のしきたりなどによって異なる場合もあります。「習慣にとらわれず、故人の好きだった花を飾りたい」と考える方もいらっしゃるようです。周りや親族にマナーがなっていないと思われないためにも、事前に相談しておくといいでしょう。
また今回ご紹介した「お墓参りで避けた方がいい花」は絶対にダメというわけではありません。例えば、花はお店で購入したもの以外に、自身で育てたものを供えるという形でも問題ありません。マナーを気にしすぎてお墓参りに行かなくなることの方が問題です。
マナーも大切ですが、何よりも大切である「故人やご先祖様を思う気持ち」を持って、お墓参りに行きましょう。

2・花を供えるときのポイント  (※お役立ちコラム お墓の色々 を参考)

お墓に花を供える際には、いくつかの押さえるべきポイントがあります。

供えるときの向き

お墓に花を供える際、何気なく私たちの方に向けて花を供えていませんか? ご先祖さまや故人に向けてではなく、お墓に背を向けていることに、疑問をもったことはないでしょうか。

実は、花を供える向きには次の3種類あります。
①仏様の方へ花の表を向ける「向上相(こうじょうそう)」
②花を八方に向ける「向中相(こうちゅうそう)」
③花の背を仏様の方へ向ける「向下相(こうげそう)」

この3種類の中で「向下相」が一般的になったのは、今から約1100年前の平安時代に第59代宇多天皇が「向下相を用いるべし」と仰ったことがきっかけとされ、供養する側の心も清めるという意味が込められていると言われています。

供えるときの花の本数

お墓に供える花の本数は奇数が一般的です。これは、古代中国から伝わった「陰陽道」が由来となっており、基本的に、数字は"割れない"奇数が陽で「慶事」、"割り切れる"偶数が陰で「弔事」とされています。
花はお墓の左右に供えます。スペースを考えると、左右に3本ずつ、または5本ずつ、もしくは7本ずつ供えるのが妥当であるといえるでしょう。

花を持ち帰るべきかどうか

お墓に供えた花は、片づけるのが基本です。生花をそのままにしておくと、虫がついたり、枯れた花や葉がお墓を汚したりすることがあるからです。特にお盆の時期は夏の暑さで傷むのも早いです。遠方から来ている場合など、再度お参りすることができないのであれば、その日のうちに持ち帰りましょう。なお、墓地や霊園によっては、管理者が処分してくれる場合もあります。

造花をお供えしても問題はないのか?

結論から言うと、お供えの花は造花でも問題ありません。特にお盆は夏の暑さが厳しいので、枯れやすい生花ではなく、枯れない造花を使う地域もあるようです。枯れた花によりお墓が汚れることもありません。しかしながら、生花にこだわる考え方も根強くあり、周囲から花を替える手間を惜しんでいるように見られ、認識の違いから親族間のトラブルを招くおそれもあります。造花を使用する場合は、周囲の理解を得る配慮が必要と思われます。

お盆期間のタブー行動5選   (お墓の口コミ を参考)

ただ真実かどうかは別として迷信かもしれません。

①海や川で遊ぶ

お盆の時期は海や川などの水辺には多くの霊が集まるとされています。「海に入ると足を引っ張られる」「そのままあの世に連れていかれる」と言い伝えられています。

迷信や言い伝えだとしても、時期的に台風到来や潮の流れの変化、大雨による増水などが多くなるのは事実です。水辺が危険な状態になる時期として、言い伝えられ始めたとも言われています。

安全に楽しく過ごせるよう十分に注意を払って行動することが大切です。

②家や仏檀の引越し

引越しはおめでたい門出となる日。「大安」の日が良いなど、日取りはとても気になりますよね。

お盆の時期に引越しなどの大きな変化をすると、ご先祖様や故人の霊が戻ってこれなくなることから、この時期は避けたほうがいいとされています。

③釣りや虫取り

お盆はご先祖様が生きものに乗って戻ってくる期間とされています。
そのため、特にお盆の期間はむやみな殺生を避けた方が良いでしょう。

「魚を釣り上げて食べる」釣りは殺生行為につながりますし、「生きもの捕獲する」という虫取りも同様に殺生行為になると考えられています。蚊やハエなどの虫も例外ではありません。

この期間は生きものを大切にする気持ちを改めて見直しても良いかもしれません。

④針仕事

お盆期間の裁縫や縫い物などの針仕事はNGです。

仏教では「血」は「けがれ」として捉えられるため、血を流す可能性のある針仕事はNGとされているのです。針仕事だけでなく、とげのある草花を取り扱うことも同様です。

⑤結婚式

お盆の期間は、お祝い事を避けた方が良いという考えもあります。

お盆休みで人が集まりやすく都合が良いので、絶対にダメということではありませんが、気になる方もいるようです。
文化や風習を重んじる方、ご年配の方は気にする方も多いので、家族や親戚に声をかけてから慎重に日程を決めるのが良いかもしれません。