今日(6月13日)九州北部が梅雨入りしました。これから台風シーズンの10月まで輪中の高田は降雨のたびに不安を感じます。
この期間、過去の高田はどうだったのでしょうか。「高田村志」徳川時代の沿革の大要から水害の時期をたどってみたいと思います。

※江戸時代  「高田村志」を参照
 明治以降  「続 高田村志」を参照


年代別水害発生回数

水害月別発生回数

江戸時代から平成の水害の記録    <「高田村志」 「続高田村志」 参照>

〈水害の記録〉スマホ向き


 
水害月別発生数


水害は5月から10月まで発生しています。特に、8月、9月に集中しているようです。
 ただ、これからの温暖化現象により変わってくるかもしれません。

 水害発生間隔 (30年間区分)

明治までは30年間当たり水害発生回数は平均3回で推移しています。
明治になり急に増えたことは理由はわかりませんが、観測技術の発展によりデーター数が増えたこと、水害対象の規模のとらえ方等が変わったのかな、と考えたりします。
近年になり減少したのは、水害対策として、国、県、市の取組み(堤防のかさ上げ、溢流堤の設置、排水施設の設置、河川の拡幅、歌唱の掘削、河川内の樹木の伐採、除草等)の効果だと思われます。