198回 大分市民ウォークの「坂ノ市三社詣で」が7日、坂ノ市公園をスタート地点として開催されました。今回は坂ノ市地区の八柱神社、住吉神社、坂ノ市神社を参拝しました。どの神社も歴史のある古い神社ばかりで、一度訪ねてみる価値のある神社です。
坂ノ市公園からスタート

参拝ルート

① 八柱(やはしら)神社
大分市坂ノ市(大字屋山)にある八柱神社は、平安時代初期の承和11年(844年)まで遡る非常に古い歴史を持ち、坂上大宿禰(さかのうえのおおすくね)が豊後の役人として赴任していた際に、現在の宮尾地区に創設したのが始まりと伝えられています。古くから「佐井郷(さいのごう)」という地域の中心的な神社であり、この一帯の総鎮守として人々に親しまれてきました。かつては「八柱宮」とも呼ばれていました。

参 道
急な階段を上がっていき、年寄りには厳しいかもしれませんが、横に境内まで上がっていける道路があります。
足に自信のある方は階段をあがればご利益があるかも。





. 神社と境内
立派な鳥居や石段、神門があり、拝殿は千鳥破風・唐破風を組み合わせた堂々とした造りです。また、本殿も拝殿に負けない流造りの立派なものです。
ただ、今回拝殿前の狛犬が有名みたいだったのですが、写真を撮り忘れていました。また本殿脇障子の彫刻もみどころです。



② 住吉神社
大分市坂ノ市(木田)にある日吉神社は、社伝によると、白鳳時代(7世紀後半)に、滋賀県の「日吉大社」から御分霊を勧請(神様をお迎えすること)したのが始まりとされ、長い歴史を持ち古くから地域住民に親しまれてきた神社です。
かつては「木田神社」とも呼ばれ、大友氏や細川氏といった時の有力大名からも手厚く保護されてきました。
現在も残る石造りの鳥居(1697年寄進)などは、その信仰の深さを物語っています。


由緒:
社伝によれば白鳳時代(7世紀後半)滋賀県坂本の旧宮弊大社日吉大社の分霊を、佐賀の郷郡山(現大分市木田八尾の神の山)に地域の守護神として祀られました。
天長2年(825)現在地に遷宮され、建久7年(1196)大友将監が入国後再興し、以来大友の篤い崇敬を受けていました。
天正14年(1586)島津氏の豊後攻略の際兵火に罹り、本殿や古書類は焼失してしまいました。慶長6年(1601)加藤清正が領主となり、上野城内の熊野権現をを合祀し、社殿などを再建するにあたり、蛇の目定紋を刻んだ手洗鉢を寄進(現存)しました。次の領主細川氏はこの社を肥後領三大社の一とし、関手永十一ヶ村の総鎮守としました。細川氏は寛永11年(1634)には宝殿建立、元禄9年(1697)には石造りの鳥居(現存)を寄進するなど、手厚く保護してきました。
明治8年木田神社と改称し、昭和7年縣社に列せられ再び日吉神社に改称しました。
参 道



.境 内


市指定の名木: 境内には大分市の名木に指定されている「モッコク」の大木があります。
静かな雰囲気の中に落ち着きを感じさせる神社です。

③ 坂ノ市神社
坂ノ市神社は、毎年5月に開催される大分県内最古の市(いち)として知られる「萬弘寺の市」で有名な萬弘寺の隣に鎮座しています。かつてこの一帯は神仏習合の形をとっていた歴史があり、神社とお寺が隣接しているのはその名残とも言えます。
前に紹介した日吉神社や八柱神社と比べると規模は小さいですが、坂ノ市中心部の歴史を語る上で欠かせない特徴を持っています。
この神社の最大の見どころは、境内にそびえ立つ大きなクスノキです。現在は「大分市指定名木」となっています。
伝説があり、昔、このクスノキを伐採しようとしたところ、前夜に大雨が降り、翌朝に2匹の大蛇が現れたため、人々が神罰を恐れて伐採を中止したという言い伝えが残っています。
坂ノ市神社と萬弘寺
中央のクスノキを挟み、左側が萬弘寺、右が坂ノ市神社です。



坂ノ市神社境内


参考 萬弘寺



