令和7年12月7日 大注連縄・茅の輪つくり記念

今年も残すところ20日余りになってきました。高田若宮八幡社でも正月準備が始まりました。今日は30人ほどの宮総代、宮総代OBが二手に分かれ大注連縄、茅の輪つくりに励みました。
 多くの人で作成しましたが、これは大注連縄、茅の輪の作業手順、作業方法を今日の作業を通じ技術の伝承をする目的があります。
作業は弁当を挟み、午後2時前に終わりました。12月14日からは本格的に正月の準備作業が始まります。宮総代は正月まで週末は休みはありません。

① 茅の輪つくり

茅の輪(ちのわ)作りは昨年から始め、昨年の年末の「年越しの祓(としこしのはらえ)」と今年の6月末の「夏越の祓(なごしのはらえ)」と2回製作してきました。大祓(おおはらえ)は年二回行います。
今年は技術の伝承という点から写真の枚数が多くなるとは思いますが、作業手順を追っていきたいと思います。
 なお、この作成方法は独自でやっているのでもっと良い方法があるかもしれませんが、当宮総代会の方法をアップします。

茅の輪の芯となる輪を塩ビパイプで作成します。
大きさは茅の輪の台に収まる大きさとします。
プラスチック箱の台の上に乗せます。
これはパイプの下からの作業をするためです。
一握り程の藁をひとまとめにしたものを必要量作成します。
さあ、作成です。先ほど作ったものを茅の輪の太さを確認しながら
4~6束ほどをパイプ周りに巻きつけます。
稲穂の先端に先の細い方を差し込むようにし、太さを一定にして形を整えます。
ロープ(今回は藁縄)で繋がり部を結束していきます。
接続間の中間部もわら縄を巻いていく
全体の形を見ながら巻き付け縄で形の調整をする。
飛び出たわらをはさみで切っていきます。
全体を見ながら形の修正をして完了

茅の輪取付台に設置

茅の輪を台に取り付けたのち、来週の正月準備まで山車用の車庫に仮置きです。

② 大注連縄つくり

しめ縄つくりを茅の輪つくりに並行して行いました。
※制作場所が逆行だったため、写真がもう一つだったような気がします。(言い訳) 

大注連縄の芯になる番線を張ります
真に巻き付けるワラを準備します。
開始です。最初は細く、中央に向かって太くし、最後尾に向かって細くする。
太さが一定に変化していくように管理する。

作業状況

宮司の厳しいチェックです。(?)

仮置き

完成しました。来週の準備作業まで神楽殿に仮置きです。

正月準備の清掃

宮司さん一家と宮総代の女性陣で正月準備の掃除です。

最後に皆で記念の集合写真