👉大分を歩く

令和7年の宇佐神宮は八幡大神が本殿に御鎮座され1300年を迎える年になり、一年を通じて「御鎮座1300年祭」として様々な奉祝行事が斎行されます。 
 そのなかに、勅祭(臨時奉幣祭)という10年に一度天皇陛下からの勅使が参向し、天皇陛下からのお供え物を奉納する最も重要な祭儀があります。
鎮座1300年と10年に一度の最重儀である勅祭が重なる記念すべき大事な日です。
 また、宇佐神宮境内に入るための橋のうち、呉橋は勅使が渡る10年に一度の勅祭の時のみにしか一般の人は渡れないため、今回は5日と6日の二日間しか渡るチャンスはないそうです。

私事になりますが、それを見学しようと10時30分の開始に合わせ、高速道路を走らせ宇佐神宮に10時30分前に到着しました。ところが、すべての駐車場は満車で間に合いそうにありません。そのため、宇佐神宮から2㎞程離れた空き地に車を停め、歩いて宇佐神宮に向かったのですが、特使の行きの行列には間に合わず、祭事が終わった特使の帰りの行列を待つことにしました。二時間の待ち時間でしたがゆっくりと宇佐神宮内を楽しむことにしました。
但し、催事が上宮で行われている間は参拝できませんでした。

※勅使の派遣はかっては国家の大事などに際して度々行われましたが、大正14年(1925年)以降は10年に一度斎行されるのが恒例となっています。

勅使の道 宇佐神宮勅使街道

宇佐神宮勅使街道

勅使の道 呉橋へ

勅使道は宇佐神宮境内入り口の橋に向かいます。この呉橋は10年ごとの勅祭の日にしか渡れません。
一、二年前か、宇佐神宮を訪れた時は今日のためなのか化粧直しをしていました。

なお、呉橋は10年に一度しか渡れないので、写真を多めにアップしています。

呉橋とは

後ろが勅使街道
正面が宇佐神宮呉橋

呉橋

正面より左から望む

正面より右から望む

正面から望む

呉橋内部

境内側から望む

呉橋から境内側を望む
境内側から呉橋を望む

勅使の行列が始まるまで境内を散策

勅使の帰路の行列まで時間があったので宇佐神宮の境内を散策しました。いつもなら本殿に一目散に向かい、その他の施設をゆっくりと見る機会はなかったのですが、今回はその他の施設をゆっくりと見て廻りました。

神宮庁・勅使斎館

斎館(さいかん)とは、祭典などの神聖な儀式に臨む神職などが心身を清めるための建物で、潔斎(けっさい)を行う場所です。また、祭典の折に天皇陛下や 勅使 が控える休憩所や控えの間としても使用されることがあり、今回は特使の控えの場所だったと思います。

※潔斎 神事・仏事の前に、飲食その他の行為をつつしみ、水浴などして心身を清めること

参集殿

能楽堂

表千家、裏千家の野点(のだて)

今日は無料野点がありました。しかし、私のちょっと前で終了してしまいました。今日は駐車場の件もそうですが何かめぐり合わせが良くないようです。

左の建物 絵馬殿でお茶会が行われました

お茶会も終わり、裏方さん、なごんでいます。

感応楽 <ユネスコ無形文化遺産>

福岡豊前市の大富神社 感応楽は、宇佐神宮の御鎮座よりさらに古い、飛鳥時代末期の文武天皇の時代(697年)に、疫病退散や五穀豊穣を願って始まったと伝わる、非常に歴史のある舞楽です。
 また、平安の時代から、今も各地(北は岩手県から南は宮崎県)で伝え継がれる「風流踊(ふりゅうおどり)」が全国で41か所ユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、その中の一つです。
そして、今年宇佐神宮1300年祭、と勅祭が重なる年ということで、宇佐神宮に奉祝行事として奉納されてものだと思います。

待ち時間

長い人は会場周りで1時間以上ずっと待っています。

上宮本殿から降りてくるのを待ちます。それに合わせて開始です。

上宮本殿の昇り階段前で通行止めになっているため、階段前で参拝しています。

勅使の行列

上宮から使節団が下りくる時刻になると感応楽が始まりました。

上宮から使節団が下りてきました。

動画 宇佐神宮勅使行列と感応楽

勅使行列と感応楽の動画(6分)を納めています。ただし、最初の30秒ほどがピントがずれています。

ミーハーな視点から

今回の勅祭で寄付を集めていましたが、つい庶民の私は1千万円という金額に目をやってしまいます。