<2025-03-14>
コロナウイルスで中断していた小地域福祉ネットワーク会議が6年ぶりに高田校区公民館で開催されました。
 時 令和7年3月14日 2時~3時
場所 高田校区公民館
参加者は約40名 
1分団(9名)  2分団(6名)  3分団(8名)  4分団(6名)  5分団(8名)
<この分団ごとに意見交換会が行われましたs> 


式次第

1・主催者、来賓の挨拶
2・大分市社会福祉協議会地域福祉課 中村(歩)主事の講演
3・分団ごとの意見交換 


初めて参加しましたが、ネットワーク会議というので複数のコンピューターをつなぎ相互が画面を見ながら会議をするということかと思い身構えて出かけたのですが、大きな勘違いでした。
情報のネット(網)をコンピュータやその関連の機械をつなぎ合うことをコンピューターネットワークといいますが、その情報のネット(網)を世界中につなげているのがインターネットです。しかし、今日のネットワークはコンピューターネットワークではなく社会生活を支えるための人間関係のつながりや、そのつながりを活かした連携・協働の活動などを行うソーシアルネットワーク(人間関係のネットワーク)でした。

開会式

講 演

講演内容

1・社会福祉協議会とは

2・小地域福祉ネットワーク活動とは
  (1)ふれあい対象者とは
  (2)ふれあい協力者とは
  (3)ふれあい対象者の緊急連絡先

3・災害時の支援について
  (1)災害ボランティアセンターについて
  (2)実際の活動例

講演の様子

分団別意見交換

講演の後5分団に分かれてそれぞれの地区の意見交換を行いました。

意見交換の様子

終わって

今日が初めてだったためか、校区社会福祉協議会(校区社協)と今日の主題の小地域福祉ネットワーク活動のつながりがよくわかりませんでしたが、簡単に言うと、
校区社協は高田全体の福祉を考え 小地域福祉ネットワーク活動は、より身近な範囲を考え活動することととらえました。

社会福祉協議会の説明では小地域福祉ネットワーク活動は民生委員・児童委員、自治会長、地域のボランティア、老人クラブなどが協力し、小地域(自治会等)を単位としながら、ご近所による助け合いの仕組みをつくる活動だそうです。具体的には
●見守り(事故・異常の早期発見) ●声かけ、励まし、話し相手
●相談相手(民生委員・児童委員との連携による福祉サービスの紹介)
●緊急時の対応、連絡通報  ●簡単な用足し
●買い物、ごみ出し、掃除、薬の受け取り、諸手続きの代理 など

見守りのしくみ

ふれあい協力者(近隣住民)が、日常生活の中で「声かけ」や「見守り」を行い、様々な変化に気づき民生委員などに繋げます。

【ふれあい協力者の役割】
●気軽な関係を築き孤立を防ぐ
●「困っていること」への早めの気づき
●「閉じこもりがちな方」へは、「そっと見守る」

話し合いのしくみ

見守り・助け合いを進める中で出てきた問題点などについて、小地域の中でそれぞれの役割の人たちで一緒に話し合いを行い、その場に関係機関の職員や専門機関を交えて問題解決の方法や役割分担を検討します。この話し合いこそが「小地域福祉ネットワーク活動」となります。

【話し合いの参加者】
●地域住民:自治会長、民生委員、地縁ボランティア、ふれあい協力者
●関係機関:社会福祉協議会、行政、地域包括支援センター等
●専門機関:警察、消防、その他

助け合いのしくみ

見守りで発見した日常生活上の問題のうち、公的なサービスの利用などでは解決できない問題を把握します。
その中で、地域住民でできる範囲のものを手助けします。
●ひとりの人の負担にならないよう協力し合いましょう。
●臨時的なものと、継続的なものとでは負担が違います。


また、この中で出てくるふれあい対象者、ふれあい協力者について詳しく話をされていました。

ふれあい対象者  
  ①ふれあい運動(見守り、声掛け活動)での見守られる方で活動に同意された方です。
  ②対象者は地域の中で気になる方(支援を要する一人暮らし高齢者、ひとり親世帯等であり、年齢や居住条件などの特別な条件はありません。

ふれあい協力者
  ①ふれあい活動で見守る方です。
  ②日頃、見守りや声掛けをしてくれる「近隣の方」がふれあい協力者となります。

ふれあい対象者台帳
        ① ふれあい対象者 
        ② ふれあい協力者
        ③ 緊急時の連絡先
ふれあい対象者やふれあい協力者の同意のもと、以上の三点が記載されます。
この台帳を情報源に、ふれあい対象者の登録一覧表等の帳簿類や、対象者数の統計等に活用します。 

小地域福祉ネットワーク活動をご存じですか。 〈社会福祉協議会のパンフレットより〉 PDF