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台風が今週末から来週にかけて三つが来る予想が出ています。でも、台風が大きい、とか、強いとか、速い、遅いといわれてもどう判断して良いかよくわかりません。(私自身もよくわかりません。) そこで、気象庁の台風に関する用語のごく身近なものをピックアップしてみたいと思います。なお、専門的な用語もあり、基本的な部分のみ編集しているため、詳しく知りたい方は気象庁のHPを見てください。

気圧配置 台風に関する用語

台風北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のもの。
台風崩れの低気圧台風から変わった低気圧。
台風の眼台風の中心付近で風が弱く雲が少ない部分。
中心示度中心気圧。
台風番号気象庁が台風と認めたとき、その年の発生順に付ける番号。 (台風の呼び名は国際的に用いられるもので別だそうです。)
予報円台風や暴風域を伴う低気圧の中心が予報時刻に到達すると予想される範囲を円で表したもの。
台風や低気圧の中心が予報円に入る確率はおよそ70%である。
強風域台風や発達した低気圧の周辺で、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
暴風域台風の周辺で、平均風速が25m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域。通常、その範囲を円で示す。
暴風警戒域台風の中心が予報円内に進んだときに、暴風域に入るおそれのある領域
暴風域に入る確率ある地域またはその一部が一定の時間内に台風の暴風域内にある確率。市町村等をまとめた地域等の確率と、格子毎の確率の分布について、120時間先まで3時間刻みの各時間帯と、24、48、72、96、120時間以内の確率で示す。
暴風圏暴風域。
豆台風風の強い領域が小さい台風の俗称。(中心付近では急に風が強まることがあり、かえって危険である)。
風台風雨による被害は比較的小さく、風による被害が大きい台風。
例 洞爺丸台風
雨台風風による被害は比較的小さく、雨による被害が大きい台風。
例 狩野川台風
夏台風夏に発生する台風。秋台風に比べて動きが遅く、複雑な動きをするものが多い。
秋台風秋に発生する台風。日本の南海上で進路を北東に変え、速度を速めながら日本付近に近づくことが多い。
日本付近にある秋雨前線の活動を強め、大雨を降らせることがある。
台風の接近a)ある地点への台風の接近:台風の中心が、その地点から300km以内に入ること。
b)ある広がりをもった地域(地方予報区など)への台風の接近:台風の中心が、その地域に含まれるいずれかの気象官署等から300km以内に入ること。
台風の上陸台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う。
台風の通過台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出る場合を言う。
台風の大きさ(下記に表示)台風に伴う風速15m/s以上の領域の半径を基準にして次のように決める。風速15m/s以上の半径が非対称の場合は、その平均値をとる。
台風の強さ (下記に表示) 台風の最大風速を基準にして次のように決める。

台風の大きさと強さ

 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として、下表のように風速(10分間平均)をもとに台風の「大きさ」と「強さ」 を表現します。 「大きさ」は強風域(風速15m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲)の半径で、 「強さ」は最大風速で区分しています。

 さらに、風速25m/s以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を暴風域と呼びます。

階級最大風速
強い33m/s(64ノット)以上~44m/s(85ノット)未満
非常に強い44m/s(85ノット)以上~54m/s(105ノット)未満
猛烈な54m/s(105ノット)以上
階級風速15m/s以上の半径
大型(大きい)500km以上~800km未満
超大型(非常に大きい)800km以上

 大型、超大型の台風それぞれの大きさは、日本列島の大きさと比較すると以下のようになります。

大型、超大型の台風の大きさと日本列島との比較図

<気圧で見た場合>

弱い 990hpa以上
並み 960~989hpa
強い 930~959hpa
猛烈 900hpa
上記の表のとおり、気圧が下がるにつれて台風の勢力が強くなっていきます。

[台風の現況と予想]上記の知識で私なりに読み解くと...........(太字部分)


 猛烈な台風第14号は、11日9時には沖縄の南にあって、1時間におよそ15キロの速さで(10km/h以下はゆっくりなので普通なのかな?)北北西へ進んでいます。中心の気圧は905ヘクトパスカル(900hpaは猛烈な台風なのでこの台風は猛烈な台風と判断される)、中心付近の最大風速は60メートル( 54m/s 以上が猛烈な台風)、最大瞬間風速は85メートルで中心から半径85キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
 今後、台風第14号は沖縄の南を北上し、非常に強い勢力で12日午後に先島諸島にかなり接近する見込みです。その後14日にかけて東シナ海を北上し、16日にかけて強い勢力を維持したまま、東シナ海でほとんど停滞するでしょう。

現在ではこのように判断されるのでは。台風情報を見ながらいろいろと台風を調べるのも面白いのではと思います。