大分市立高田小学校4年生によるウナギ・アユの放流体験学習(令和2年7月17日開催)

毎年行われてきた大分市立高田小学校4年生による体験学習「大野川へのあゆ・うなぎの放流」が、今年はコロナウイルスの影響で中止か、と思われていました。しかし平成13年から続いているこの伝統をここで切らしたくない、という声が届き、大野川での放流はなくなりましたが、高田小学校の体育館でスライドなどによる体験学習が行われました。

開催日 令和2年7月17日(金)14:00~          
参加者: 高田小学校4年生 学校関係者
     高田校区各地区自治会長
     中村事務局長
     大野川河川出張所所長他1名(2名)

開催の挨拶

中村事務局長開催の挨拶  子供たちはまだ緊張しています

渕 大野川水害対策協議会会長 挨拶

この体験学習は平成13年に始まり、今回で20回目になります。今回コロナで中止になる恐れがありましたが継続出来て大変うれしいです。
大野川と高田とは長い付き合いです。地元の川に親しみを持って共に協力し合っていきましょう。

大野川出張所所長挨拶

高田は昔から大野川の氾濫が多く、高田輪中と言われるように両側に大野川、乙津川にはさまれています。そしていろいろと洪水対策を取りながらやってきました。
今は、コロナの予防や対策をとっていますが、高田も降雨が続いたら水害に注意し命を大事にしましょう。

首藤校区自治副会長による魚の説明

アユとかウナギについて知らないことばかりでした。大野川ではアユがカワウによって多くが捕られているということ。カワウとか長良川の鵜飼いしか知らなかったので目からうろこでした。
そして、ウナギの稚魚のシラスが乱獲でウナギの数量の激減の原因になっているそうです。もうすぐ、土用のウナギの日になります。大事にいただきましょう。

体験学習に真剣に取り組む子供たち

一所懸命に聞き入り、メモを取る子供たち。 久しぶりに日差しの強い一日。体育館にマスクをしながらの体験学習、よく頑張りました。

子供たちからの質問

子供たちからの質問、時間切れになるほどでした。ナイス質問が多いせいか回答者もみんな苦戦していました。
洪水で濁った魚は生きていられるのですか。魚はカワウにおそわれたり、稚魚が多く取られたら魚はいなくなるのでは。
そうです。魚の立場が分かるようになっただけで素晴らしいことです。今の気持ち、これからも持ち続けてください。

最後に子供たちからの謝辞

今日のことが将来少しでも役に立ちますように。

事前打ち合わせ資料

コロナウイルスにより例年のアユ、ウナギの大野川への放流は中止になりましたが、体験学習会を下記のように行うことになりました。

高田小学校4年生との体験学習会の事前打ち合わせ資料です。